【本屋の本棚】まんがと図解でわかるスティーブン・R・コヴィーの7つの習慣
まんがと図解でわかる7つの習慣
はじめに、本書についてご説明をしておくと、「まんがでわかる」という内容にはあまりなっていないので、僕みたいに「もしドラみたいに理解しやすい、読みやすい!?」という期待を安易に、本書をご購入されないことを提言しておきます。また「図解でわかる」というのは、間違っていない、要所要所でイメージしやすい表記がされている、という意味での理解はOKと考えています。

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ところで、結論的に本書はおススメか?
という問いに答えるとすると、僕は「YES」と答えます。700円未満の文庫でカバンに小さく収まり、シンプルで読みやすく纏め上げられており、僕の場合、2時間はかかりませんでした。このような以下「MEMO」をとりながらでも2時間はかかりませんでしたので、まず、基礎知識としての「7つの習慣」を理解したい、僕のような超初心者にはおススメ本だと思われます(実は僕は7つの習慣の正式版を所有していますが、やはり読めなかったのです。が、本書は本当にスラスラ読めた、という点ではおススメしてOKと考えています)。
さて、本書の内容・MEMOを示すだけの以下内容となりますが、まず前段に注意事項というか、あらかじめ以下イメージだけ持って、MEMOや本書をお読み頂ければと思います(あまり重要なことはかいておりませんが・・・)
※注意事項1:7つの習慣から得られる具体的なこと
①人間の成長
②人格から得られる幸せ
→解説:お金から得られる幸せではなく、自分自身の人格の成長、周囲との人間関係から得られる自分の人格の成長を実現し、人生を幸せなものにするために、7つの習慣が示されているということ。
※注意事項2:本書で頻出する同義語についてMEMO
原則=パラダイム=考え方=価値観
→解説:読み進めていくうちに気づいたのですが、同義語が多用されますが、あまり難しく考える必要はありません。上記のように、原則とはパラダイムであり、それぞれ人の考え方・価値観である、という理解だけあれば、本書は読みやすくなります。
さて、では本書のMEMOをスタートいたします。参考になれば、700円だし読んでみようかな?と思ってもらえればとても幸いでございます。(以下は送料無料のAmazonアフィリンク)

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7つのうち私的成功を得る為の3つの習慣
1.主体性を発揮する:自分を変えようと常に意識する
- 原則に基づいたパラダイム(あらゆる事象の考え方:価値観)を理解し転換する
- 小さなことから毎日練習する(ありがとうと言えるようになる等)
- それらを習慣にする
★あなたが変わる為の習慣とは何でしょう?考えてみよう
【習慣に必須の3要素】
- 知識(なぜ必要なのか、何をすれば良いかを理解する)
- スキル(どうやって行うかを理解し、必要な技能を身につける)
- やる気(実行しようとする気持ちを常に持つ)
・アウトサイドイン(周りが変わることでよい結果を得ようとすること)の考え方をする人は、基本的に他責的で、被害者意識に満ちている。自分自身の内面を変えることから始める、インサイドアウトという姿勢を実行する
・インサイドアウトの具体的なこと
- 相手のして欲しいことを予測して行動する
- 過酷な状況でも、自分のできることから考える
- 率先して、大変な役目を引き受ける
2.目的を持って始める:なりたい自分を想像してから始める
・自分の人生の目的をみつける3つの方法(以下の力を信じること)
- 自覚する力(主体性を向上する)
- 想像する力(将来の姿をイメージする)
- 良心(継続するモチベーション)
・自分の原則(価値観)を知る(自分の人生において何を中心に置くか)
→その原則(価値観)でブレない自分になる
原則の一例:公正であること、誠実であること、人に貢献すること等 →つまり価値観
★あなたの原則、価値観とは何でしょう?
・その原則(価値観)をキャッチコピーにしよう(それがミッションステートメントである)
- ミッション:使命
- ステートメント:宣言
★あなたはどんな使命(何を大切にして自分がどうなるか)を宣言しますか?
・自分はどうありたいか→書き出してみよう
★あなたはどうありたいでしょうか?
- やりたいと思うことは全てやる
- そのために必要な知識とお金と人を集める
- 新しいものを生み出すイノベーションを実行する
- ゼロをイチにすることに達成感を覚える
- 誰もしていないことに手をつけることに自尊心と躍動感を持つ
- お客様の成功を支援できる立場にある喜び
・ミッションステートメントとはあなたの憲法であり、自分のビジョンと価値観の表現である
3.重要事項を優先する:重要なことを後回しにしない
- 時間を管理するのではなく、重要事項を果たす順序を管理しよう
- 緊急でないが重要なこと、のための時間を増やそう
- 1週間ずつ目標(重要事項)を具体化、スケジュール化しよう
- →達成することが重要なのではない
7つのうち公的成功を得る為の3つの習慣
4.WinWinを考える:自分も相手も幸せな方法を探す
・信頼残高を高める方法
- 相手の価値観・重視していることを理解する
- 小さな心遣いや礼儀を大切にする
- 約束を守る
- お互いが期待していることを明確にする
- 誠実さを示す
- あやまちは誠意をもって謝る
・WinWinとは
- 相手に主張する勇気
- 相手に譲る思いやり
5.理解してから理解される:相手のことを心から理解する
- 聞き上手になる
- 感情移入して聞く
6.相乗効果を発揮する:対立は成果への第一歩と考える
- 相乗効果こそが、原則中心リーダーシップの本質である
7.刃を研ぐ:肉体や精神を日々磨く
・自分への投資
- 1週間に3~6時間の運動を行う(月に12~24時間)
- 優れた本を読む
まとめ
- 7つの習慣は相乗効果でより高い成果を生む
- インサイドアウト(自分で自分の人生は変えられる)が全て
いかがでしたか?本書では後に追加されることになった「第8の習慣」についても記載されています。これまでの7つの習慣をさらに具体的に実効性を高めるための習慣、方法としての以下になります。
8.第8の習慣:ボイスを発見する
・ボイスとは自分の心の声である(以下4つ)
- 才能:自分には人を助ける才能がある
- 情熱:自分が動かなくては
- ニーズ:困っている人がいること
- 良心:正しいと確信させる内なる声
以上になります。「まんがと図解でわかる スティーブン・R・コヴィーの7つの習慣」は如何でしたでしょうか。まんがでわかることも、図解でわかることも、あまり多くはなかった、というのが正直な感想ですが、7つの習慣について、シンプルに短時間で概要を掴めた、という意味では700円未満の本として、非常にコスパの高い商品だという感想です。もし僕みたいに、まだ「7つの習慣」には手をつけられていない、本が分厚いしなー、みたいな方がいらっしゃったら、とりあえずこの文庫本をスタートラインとして、概要理解から始めてみるということもおススメ致します。

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スティーブン・R. コヴィー
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