共感する仲間が増える「働きかた」の10作法が超絶面白かった
![COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2013年 07月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61xAqDbGS1L.jpg)
共感する仲間が増える「働きかた」とは
はじめに、これは「クーリエ・ジャポン 2013年7月号」の特集であることを表明します。特に、僕自身が感じたことをメモ羅列的に書きますが、非常にポジティブになれる内容に感銘を受けましたので、是非、一目見て頂き、宜しければクーリエ・ジャポンをご購入頂くこともお勧めいたします。
では、さくっとこの特集の目次と簡単に内容を。
①じつは、日本人はチームワークが苦手です
→日本人は「チーム」ではなく「グループ」で仕事をする、だからイノベーションが生まれず、リーダーシップが活用できない、という内容が書かれています。
②”与える”ことで仕事がはかどるウォートン流の「成功法則」とは
→与えることを惜しまないギバーがリーダーシップをとれる人材である。ただし、奪う人「テイカー」に対しては一定の距離を置くという。
効果的”人助け”の心得とは
- 「人のために役に立っている」という意識を持つべし
- 損得勘定なしに、人に施すべし
- 「一度にたくさん」与えるべし
- なるべく遠い業界の人を助けるべし
詳しくは本書へ。
③目標実現のために「まず自分を知れ」
→リーダーシップとは、「指導力」や「統率力」でもないし、ましては「権威」でもない。日本語では意訳しにくい言葉だという。では、リーダーシップとは、「人を巻き込んで変化を起こす力」ということのよう。
- 人生のあらゆる場面でリーダーシップを
- 情熱で人を巻き込もう
- 変化に伴う失敗に慣れよう
- マイストーリーをみつけよう
④「カリスマ上司」になれる人、「いい部下」にしかなれない人
→下記に少し紹介する、「コンガー・カヌンゴ・スケール」に基づくようなリーダーシップ能力をもつ「カリスマ上司」とは、について書かれています。コンガー・カヌンゴ・スケールというカリスマ性を測る20個の設問を通して以下を測定するテストもあるようです。
- 先見性
- 他人への反応力
- チャンスへの反応力
- リスクを取る力
- 独創性
要は、これらの数値が高い人材が「カリスマ上司」になれる人である。
⑤世界の”理想のボス”実例集。「だから、あの人は慕われる」
→ニューヨークヤンキースの名将「ジョー・ジラルディ」は、データに基づく統計野球から「選手の批判は絶対にしない」という人望から実現したリーダーシップについて、他紹介されている。ちなみにジラルディとは以下。イチローもさぞかし幸せだった(のだろうか)
⑥注目の論客が解き明かす「人はどうすれば動くのか」
→ダニエル・ピンク流、人を動かす法則
- 顧客への共感が深まると仕事の質が上がる
- →顧客とのパーソナルな関係「お客様の顔写真を入れる等」を追加する
- 目的意識があれば営業の成績が上がる
- →「人助けをする」という目的意識を持つことで、電話セールスの成果が大幅に改善する
- 部下に”奉仕”すれば、彼らはついてくる
- →相手を操作するのではなく、まずは奉仕することが大切。
という内容。なんか、リーダーシップって面白そうだな、と感じるフレーズ達です。一つここであったキーワードをご紹介します。
本物の営業マンは「理想主義者であり芸術家」である
んー、なんか良い響きですね、ポジティブー!!
⑦占い師の話術をビジネスに応用!人を操る「禁断のテクニック」
→なんか怪しい書き方ですが、要は人をリードするためのテクニックについてです。
- まずは心を開かせ「チームプレイ」を
- 人生を左右する「7つのテーマ」
- 「虹色戦略」で性格を言い当てる
- 「幼き日の記憶」で信憑性を高める
- ここぞのときの「専門用語爆撃」
- 情報を引き出す「クリームの法則」
- 予言は勝手に「自己成就」する
占い師的かもしれませんが、それぞれ理にかなっている内容でもありますよ。
⑧共感できる「ストーリー」を語れば、人は必ずついてくる
→ストーリーテリングの魔力。詳しくは本を買って・・・
⑨コミュニケーション力を高めるための「18の秘訣」
→あなたの説得力レベルは?
- クライアントにいつ手土産をわたす?
- →【Answer】大切な交渉が始まる前
- 面接試験で自分の短所を聞かれたら?
- →【Answer】あらいざらい素直に話す
- 商談での決め台詞は?
- →【Answer】この機会を逃すと損失が生じる可能性があります。
- 自分が昇進できるよう根回しをしたい、効果的なのは?
- →【Answer】同僚から支持を取り付ける
だそうだ。そしてここには、以下のようなポイントについても説明があります。
- 「批判」で失敗しない鉄のルール
- 相手のためになる「ダメ出し」のコツ
- こんな「話グセ」は損をする
- リーダーは声が命!人の評価は「声質」で決まる
声質って、変えるのは難しいですが、オバマの声なんかは、うーん、確かに、ですよね。
⑩独裁者たちに学ぶ「最強のプレゼン術」
→これを聞いて「ヒトラー」とか「ジョブズ」が浮かびますね。ジョブズは独裁者というと怒られるかもしれませんが、本書ではヒトラーやベネズエラ大統領であるチャベスについて、実際の声明を解説しています。
まとめ(長くなりましたが・・・)
ということで、クーリエ・ジャポン2013年7月号の特集はとても充実している内容で面白かったです(本編は特集記事なのでほんの一部ですが、本来は当書は世界中のTOPニュースをキュレーション(厳選)したものです)。
リーダーシップって、マネージャーや管理職ならではの時代ではなくなっていますよね、担当者自ら「理想主義者」「芸術家」となって推進していく、そういう人になることができれば、人生たまったもんじゃないですよね(と、自分に言い聞かせている(笑))。という、素晴らしい内容でしたので、マジでおススメ、以上です。
![COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2013年 07月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61xAqDbGS1L._SL160_.jpg)